【家庭教師】小学生の生徒には「勉強=面白い」の意識付けで成績爆上げ!

家庭教師として働く皆さんの中で、小学生の生徒を担当している方は結構多いですよね。

現在担当してる、もしくは昔小学生に家庭教師として勉強を教えていた、という人は共感してもらえるかもしれませんが、小学生を教えるのってめちゃくちゃ難しくないですか?
特に小学生の成績をグンと上げるのは、教えるのがかなり上手くないと難しかったりしますよね。

でも実は、小学生の生徒には「勉強=面白い」という意識付けを行うだけで、簡単に成績が上がりやすくなるんです。

この記事では、家庭教師として働く際に、小学生の成績を上げるために必須のテクニックである「勉強=面白い」の意識付けについて紹介していきます。具体的な方法も書いているので、ぜひ教える際の参考にしてみてください。

なぜ「勉強=面白い」の意識付けを行うのか?

結論から言うと、

「勉強=面白い」と意識付けることで自主的な「勉強量」が増えやすくなる

からです。

ざっくりと解説すると、

①多くの場合、成績を上げるためには生徒の勉強量を増やす必要がある
②生徒の勉強量を増やすためには、生徒から自主的に勉強をしてもらう必要がある
③自主的に勉強するためには、勉強=面白いと思わせる必要がある

という感じですね。

小学生に限らず、生徒の成績が低い原因として「そもそもの勉強量が不足している」ということが挙げられます。
勉強量を増やすためには、家庭教師として指導している以外の時間も自主的に勉強してもらう必要がありますが、そのためには勉強=面白いと感じてもらう必要があります。
というのも、つまらないことを自主的にやる人なんて少数派なので、「勉強って面白い!」と感じてもらった方が自習のボリュームも必然的に上がりやすくなる、ということですね。

また、小学生の中でも、特に勉強をつまらないと思っている子や勉強が嫌いな子は、ほとんどの場合何を言っても勉強しません。

宿題を大量に出して無理やり勉強させたり、問題を解き終わるまで休憩させない、といったスパルタ指導をしても意味がないです。シンプルにつまらないからです。
嫌いなことを進んでやる子なんて珍しいですし、第一そういった子は家庭教師に教えてもらう必要はなく勝手に勉強してどんどん成績が上がります。

なので「勉強は面白い!」と思ってもらうことでそもそもの勉強量を増やすことができるので、成績も上がりやすくなる、ということですね。
特に小学生の場合、成績が多少悪くても中高生に比べて巻き返していくのは簡単なので、早い段階で勉強量を増やすことで成績を押し上げやすくなる、という意味でも重要です。

具体的にどうすればいいのか?

「勉強=面白い」と意識付けする、といっても、実際に何をすればいいのか難しいと思うので、具体例を紹介します。

  • めちゃくちゃ褒める
    何か新しいことを理解出来たり、解けなかった問題を解けるようになったらめちゃくちゃ褒めましょう。
    勉強する→めちゃくちゃ褒められる→自信がついて嬉しくなる→「あれ?勉強って面白いんじゃない?」と思い始める
    という流れですね。
  • あえて高学年レベルの問題を教える、解説をする
    例えば小4の生徒に算数を教えてるとします。その際に、小6でやるような内容だが関連する問題をたまに説明する、といったように、生徒よりも高学年で扱う内容を小話として伝えるといいです。
    これは意外と効果があって、「自分は友達よりも高度な内容を勉強してる」と思わせることで、自ら面白がって勉強するようになったりします。要するにマウントを取らせてあげるんですね。マウントを取らせてあげることで、勉強に対する自信やプライドも生まれるので、自主的に勉強しやすくなったりします。
  • 説明する内容と実際の生活をリンクさせる
    例えば理科の内容ですね。「酸素が無ければ物は燃えない」という内容をやってるとしましょう。その際に、
    先生:「実は物っていうのは酸素がないと燃えることができないんだ。空気中には酸素と二酸化炭素と窒素があることは知ってるよね?その中で~」
    みたいに馬鹿正直に説明したところで小学生の生徒の大半は興味を持ちませんし、面白いとも思いません。そうではなく、
    先生:「消火器って火を消すためにあるじゃん?あれってなんで火が消えるか分かる?」
    といったように実生活のことを織り交ぜながら解説してあげると、生徒も「なにそれ?」と興味を持ってもらいやすいです。知的好奇心を刺激してあげると、結果的に勉強って面白いと思ってもらいやすいです。
  • 生徒の目標設定をしっかりする
    家庭教師として教えている方の中で、「生徒の目標設定を疎かにしている」方は少なくないですが、絶対にやった方がいいです。
    生徒に対して、小さな達成しやすい目標から将来的な大きな目標を設定してあげることで、生徒自身がその目標を達成することで自分の成長を感じやすくなるからですね。ある意味ゲームのレベル上げみたいな感覚で、「どんどん勉強ができるようになる」ことで勉強そのものの面白さを自ら理解していくことがあります。なので目標設定は必ず行いましょう。

これ以外にも様々な方法がありますが、まずは以上のポイントを押さえると「勉強=面白い」という意識付けが行いやすくなります。

まとめ

小学生の生徒の成績を上げるには

「勉強=面白い」と意識付け、自主的な「勉強量」を増やす

ことが大切です。

具体的な教え方は

  • めちゃくちゃ褒める
  • あえて高学年レベルの問題を教える、解説をする
  • 説明する内容と実際の生活をリンクさせる
  • 生徒の目標設定をしっかりする

などが挙げられます。参考になれば幸いです。

カテケンでは他にも

といった教え方の記事や

といった、教える際の身だしなみについての記事もありますので、興味がある方はぜひこちらも参考にしてみてください。

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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日本家庭教師能力検定編集部

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