こんにちは!カテケン編集部の坂口です!
突然ですが家庭教師として働く皆さん、「生徒の性格が原因で授業が全く進まない!」という悩み、ありませんか?
すぐ感情的になる子であれば「頑張ったのにテストの点数が悪かった!もう勉強しない!」といったようにふてくされてしまったり、
内気な子であれば「この定義の意味ってどういうことだと思う?」と質問しても「…」と無視されたり…
一番大変なのが、「勉強なんて大嫌い!絶対にやりたくない!」といった性格の生徒ですよね。
指導内容も聞いてくれなかったり、そもそも問題も解いてくれないといったこともあります。
特に思春期前後の小中学生であれば、精神的に幼い子も多いので、生徒の性格に振り回されて
「全然授業にならない!!イライラする!!」
といった悩みを抱えている家庭教師の方も多いのではないでしょうか?
大丈夫です。この記事を読めば、生徒の性格に振り回されず、それどころか生徒をうまくコントロールして成績まで上がるような授業をできるようになりますよ!
今回の記事では、
・生徒の性格が原因で授業がうまく進まない
・勉強嫌いの生徒を何とかしたい
といった家庭教師の皆さんに向けて、生徒の性格別”教え方”を解説していきます!
是非最後まで読んでみてくださいね!
生徒への教え方
結論から述べると、生徒の性格に振り回されず授業を行うためには
生徒の性格別に”教え方”を変えて授業をする
ことを心がけましょう。
「ん??? 教え方?」
と思われた方もいらっしゃいますよね笑
次の項目で教え方についての具体例を説明しているので、読んでみましょう!
学校の授業を思い出すと
例えば、学校の先生で
よく雑談をしたり、授業範囲に関連した豆知識などを頻繁に話すような教え方
をする先生がいたとします。
真面目な性格の生徒だと、そのような教え方だと
「授業やってるんだから、関係ない話ばかりしないでよ…」
「豆知識はいいから、今やってる範囲の話をしてほしい」
など、性格的にそういった教え方だと相性が悪く、授業に対して不満を持つことは考えられますよね…。
この場合、授業に不満を持ってしまうことで
その教科や科目そのものを勉強する気が削がれるため、その教科や科目の成績が上がりにくくなる
ということも考えられます。
しかし、勉強嫌いな性格の生徒からすると、授業中に雑談や豆知識を挟むことで
「雑談が多いから勉強してる気にならないし、授業が楽しい!」
「今やってる範囲ってそんなこととも関連してるんだ…」
と、授業に対しての満足度が上がることや、その教科や科目の面白さを分かってもらえたりと、
先の例とは反対に授業中の雑談、豆知識が良い効果を生む可能性もあります。
この場合だと、むしろ授業とは関係ない話をすることが、生徒の性格的に相性が良く
生徒の勉強への意欲アップに繋がるといったメリットになり、結果的に成績アップが見込まれますよね。
(勉強の話をしていないのに成績アップに繋がる可能性があるのは面白いですよね笑)
具体例でなんとなくわかってもらえたと思いますが、
教え方とは
・授業の進め方
・授業中の雰囲気
・授業の厳しさ
といった、授業の内容を決める様々な要素をまとめた言葉であり、前述した例のように
生徒の性格に合わせた教え方をしないと、生徒の性格に振り回されて上手く授業ができないといった問題が起こります。
なので、それを防ぐためにも生徒の性格別に教え方を変えて授業をすることが必要なんですね!
じゃあ家庭教師の教え方って具体的にどんな特徴があったり、どういったイメージなんでしょうか。
次の項目では、家庭教師の教え方について詳しく説明しています。さっそく読んでみましょう!
家庭教師ならではの教え方
まず、家庭教師ならではの教え方の特徴としては
生徒の性格別に教え方を変えることができる
ということがいえます。
というのも、学校の先生とは違って1対1や少人数を相手にすることが多いので、生徒ごとに性格を把握すれば、生徒ごとに性格に合わせた教え方で授業ができるんですね!
なので、ある生徒が明るい性格だった場合、家庭教師側も明るい教え方で授業をすることができるし、穏やかな生徒であれば静かめな教え方で授業できる、ということです!
「言ってることはわかるけど、教え方を変えるって難しくない…?」と思われた家庭教師の皆さん、大丈夫ですよ!
以降では、生徒の性格を大まかに分類し、それに適した教え方の注意点や、具体的な例を説明しています。
この記事を最後まで読めば、生徒の性格別に教え方をどう変えればいいのか、ということが理解できるので、ぜひ読んでみてください!
生徒の性格別に適した教え方
この項目では、家庭教師として生徒の教える際に、最低限把握すべき性格の要素や、それぞれの性格に適した教え方について解説していきます!
把握すべき生徒の性格の要素
まず初めに、家庭教師として教えるにあたって、最低限把握すべき生徒の性格の要素は以下の3点となります。
- 感情面
- 社交性
- 知的好奇心
これらの3点さえ気を付けておけば、生徒の性格に適した教え方を行いやすくなるので、しっかりと把握しておきましょう!
以降では、それぞれの要素について解説、また教え方のコツをお伝えしていきますね!
感情面について
感情面について簡単に説明すると、
感情の起伏が激しいか、そうではないか
ということです。
例えば、感情の起伏が激しい子であれば
日常生活で嫌なことがあってイライラしたり悲しんでいるとき、
勉強する際にもそういった負の気持ちが影響して勉強できなくなってしまったり、
もしくは楽しいことがあって幸せな気分の時は何時間でも勉強できる!といったイメージですね。
感情の起伏が激しくない子であれば、以上のようなことは起こりにくいですが、
勉強のやる気がない場合にやる気になりにくい、といったこともあります。
ではなぜ感情面について把握する必要があるのでしょうか?
結論から述べると、生徒の性格について感情面を気にする理由としては
勉強のモチベーションに直結しやすい
という点が挙げられます。
具体的には、
感情の起伏が激しい子であれば、日常生活の出来事で大きく感情が揺らぐため、
勉強する際に影響を及ぼしやすく、常に勉強のモチベーションが高い状態であり続けるための対策が必要ですし、
反対に感情の起伏が穏やかな子であれば、受験の危機感や焦りを感じていないような場合、勉強のモチベーション自体が無い可能性があるので、ゼロから勉強のモチベーションを上げていく努力が必要になります。
いずれにせよ、勉強のモチベーションが低い場合には成績アップの可能性は低くなるので、生徒の感情面をしっかり把握して、それに合わせた教え方をすることでモチベーションアップ・維持の対策、努力をしていくことができます!
感情の起伏が激しい子への教え方
このような性格の子に対しては、
授業を”楽しいイベント”として感じてもらえるような教え方
をする必要があります。
その理由としては、
・悲しい、イライラしている際には、勉強のモチベーションも落ち込みやすい
→楽しいイベントとして感じてもらえれば、授業の際にはポジティブな方向に持っていける
・楽しい、嬉しい気持ちの際には、勉強のモチベーションも上がりやすい
→更に勉強の意欲を上げることができる
といった点にあります。
日常で嫌なことがあったり、楽しいことがあったとしても、授業は一貫して楽しいものだ、と感じてもらえるような教え方をすることで、生徒が感情に振り回されず勉強することができます。
具体的な教え方としては、
- 出来ないところを責めるのではなく、出来るようになったところを褒めるようにする
→出来ない、苦手なところを指摘して問題意識を持たせるより、出来るようになったり得意なところを褒めて向上心や達成感を刺激させる。授業を通じてポジティブな感情を感じてもらう。 - 「苦手」「難しい」といったマイナスなワードを「得意じゃない」「簡単じゃない」と言い換える
→言い回しを変えることで、生徒の勉強面での問題点を柔らかく伝えることができる。言葉を選ぶだけで、生徒側も嫌な気持ちにならずに素直に指摘を受け止められることが多い。 - 「大変」「つらい」「面倒くさい」といった気持ちに共感する
→生徒目線での気持ちに共感することで、授業での負の感情が和らぐ。また「先生目線ではこうしたほうがいいと思うよ!」という言葉に信頼性が増す。 - 受験後の自分の姿を想像させる
→受験が終わったらこんなことができる、あんなことができると想像させ、目標に向かっていくことの楽しさを伝える。長期的に考えた教え方も重要。
などが挙げられます。
感情の起伏が穏やかな子への教え方
このような性格の子には、
“生徒のテンション”に合わせた教え方
をする必要があります。
というのも、感情の起伏が穏やかな生徒であれば
・教え方が常にハイテンションだと生徒がついていけない
→「この先生の授業、疲れるな…」といったように授業が嫌になる可能性がある
・勉強のモチベーションがゆっくりと上がりやすい
→生徒のテンションに合わせて、勉強のモチベーションを高めるように誘導する
という傾向があるため、比較的長いスパンで考えながら
生徒のテンションに合わせて教え方を変え、勉強のモチベーションが高い状態に持っていくことが適切です。
以上のほかにも、感情の起伏が穏やかな子に適した具体的な教え方としては、
- 生徒よりほんの少しだけテンション高めで教える
→少し高いくらいであれば生徒の緊張がほぐれるので、授業がやりやすくなる。あまりにもテンションが低すぎる授業は、生徒の満足度的に低くなりやすいので、塩梅に気を付ける。 - 勉強することのメリットや重要性をじっくりと伝えていく
→勉強への興味関心を持ってもらうことで、モチベーションアップが期待できる。また「自分にとって勉強が必要だ」ということを自覚してもらえれば、自主的に勉強してもらえるようになる。 - たまに冗談を挟む
→特に、つまらない冗談だと「この人は頑張ってるけど全然面白くない人だな」と感じてもらえ、逆に感情の起伏が穏やかな人から好印象を持ってもらえることがある。それをきっかけにして授業のテンションを上げていきスムーズに授業ができたりする。 - 受験に対しての危機感、プレッシャーを感じてもらう
→かけすぎなくていいが、危機感やプレッシャーもある程度は必要。全くプレッシャーが無い状態だと、試験の際にうまくいかなくなったりするので、慣れさせておく程度でいいので感じさせておけば、勉強意欲が高まったりすることがある。
などが挙げられます。
いずれにせよ、
感情の起伏の激しさ・穏やかさは勉強のモチベーションに直結しやすいので、
それぞれに合った教え方をすることでモチベーションを高い状態に保つ
ことがポイントとなります!
感情面が大事だということ、またそれに適した教え方については分かっていただけましたか??
次は社交性について説明しますね!
社交性について
社交性については、教えている生徒が
外交的か、内向的か
ということを意識すれば大丈夫です。
外交的な生徒であれば、授業中の質問によく答えてくれたり、自分から進んで勉強の話や日常生活の話をしてくれますよね。
反対に、内向的な生徒であれば、あまり自分のことは話したがらない傾向がある、ということはなんとなくわかると思います。
ではなぜ社交性について把握する必要があるのでしょうか?
その理由としては、
授業の質に直結しやすい
という点にあります!
外交的な生徒の場合、前述したように質問に答えてくれたり、自分の苦手な部分や良く分からない問題などを進んで説明してくれたりする、ということが多いです。なので、生徒の課題となる点を把握しやすくなり、家庭教師側が対策を立てやすくなるため、このケースであれば成績アップという点で授業の質が高まっていきます。
しかし、日常生活の話や雑談が多くなりすぎると、勉強時間そのものが少なくなりすぎてしまい、授業なのにおしゃべりするだけ、という形になってしまいます。この状況だと、授業の質は明らかに下がってしまいますよね。
内向的な生徒の場合では、反対となります。質問に答えてくれない、勉強の話をしてくれない傾向があるので、生徒の課題を把握しにくくなり、結果的に成績が上がりにくくなりますが、授業そのものはこちらのペースで進められるので、勉強時間を外交的な生徒よりも長く取ることが可能です。
こういったように、生徒の社交性によって授業そのもののクオリティが変化するため、
それぞれの性格に合わせ、いい傾向、悪い傾向を押さえた教え方をする必要があります。
外交的な子への教え方
外交的な子に対しては、
メリハリのついた教え方
で授業をすることが大事です。
その理由としては、
・雑談を始めたら止まらなくなることが多い
→授業中、勉強の話とただのおしゃべりの境界線がなくなりやすい
・生徒自身が気持ちを切り替えて勉強しにくくなる
→おしゃべりをしていて楽しい気分のまま、勉強で真剣になる、といった気持ちの切り替えはなかなか難しい
ということが挙げられます。
特に外向的な子であれば、友達感覚で家庭教師の先生に接する子が多いので、
授業をしているのに友達と遊んでいるような感覚になっている場合もあります。
そういった状況だと授業自体の質が著しく低くなるため、あくまで授業という点を自覚してもらう必要があります。
他にも、具体的な教え方としては、
- 時間をきっちり決めて授業を行う
→~時まではこの問題、~時から休憩、といったように時間で区切ることで授業にメリハリをつける。気持ちの切り替えを時間基準で行ってもらう。 - 休憩中など、勉強以外の話もさせる
→家庭教師との信頼関係を築きやすくなり、授業自体の参加意欲もアップできる。ただし、休憩中など授業を行っていない時間にすること。 - 問題の解き方や定理の意味などを、生徒に解説してもらう
→割と話してくれることが多いので、苦手な部分、理解が甘い部分を把握したりできる。また、解説することで生徒自身の理解度もアップする。 - 苦手な先生の話をさせる
→直接聞かなくても、具体的にこういった教え方は嫌なんだ、ということが分かるため、参考になる。
などが挙げられます。
内向的な子への教え方
内向的な子に対しては、
生徒の得意、苦手な部分を明らかにしていく教え方
をする必要があります。
外交的な子とは異なり、内向的な子は自分についての話をしたがらない傾向が高いので、
勉強面での得意、苦手な分野や問題が教師側も把握できず、対策が難しいケースが多いです。
つまり、
・生徒から苦手な分野や分からない問題について話しにくい
→その状態だと教師側が対策しようがないのに加え、生徒も不得意なままになってしまう
・見当違いの解説をしてしまったり、生徒が欲している情報が伝わらない可能性がある
→生徒側の授業満足度も低くなり、結果的に授業の質が低くなりやすい
という理由から、勉強面での生徒の得意、もしくは苦手な部分を明らかにしていくような教え方が最適です。
内向的な子に適した具体的な教え方としては、
- yesかnoで答えられる質問をする
→喋りたくない子でも、頷いたり首を振ったりで意思表示してくれることが多い。「この問題は分かる?」「この公式は覚えてる?」といった感じ。 - プライベートなことに踏み込みすぎない
→「部活はやってるの?」「本とかは好き?」程度の質問をたまにすると、徐々に打ち解けてくれることが多いが、「彼女とかいるの?」といったプライベートな話は厳禁。 - 一方的に解説し続けたり、自分の話ばかりしたりしない
→yesかnoで答えられる質問でもいいので、必ず生徒側の意思を表示させる。とにかく慣れてもらって気軽に質問されるような間柄になることを目指す。 - 考えていることを文章にして表してもらう
→例えば「宿題で分からない問題があれば、どこがどういう風に分からないかメモしておいて!」といったように、文章で説明させれば苦手としている部分が分かることが多い。
といった例が挙げられます。
授業の質を高めていくためには、外交的な性格、内向的な性格に合わせて教え方を変える必要があることを分かってもらえたでしょうか。
極端に外交的、内向的な生徒もいるので、先にあげた教え方の例だけではなく、家庭教師の皆さんの工夫も必要になると思います。
参考にしてくれるとありがたいです!
最後に知的好奇心についての解説を行います。ぜひ読んでみてくださいね!
知的好奇心について
知的好奇心と聞くと難しそうですが、
生徒が興味のある科目や分野
に関する要素です。特に、勉強嫌いの子についてはこの要素に関して注意する必要があります。
生徒の好きな科目や嫌いな科目は、完全に性格によって分かれます。
家庭教師の皆さんが好きな科目は生徒の嫌いな科目であったり、逆に自分が興味のない科目に生徒は強い関心を持っていたりと様々です。
また人ごとに知的好奇心の度合いは異なるので、多くの科目や分野に興味を持つ人もいれば、全く興味を示さない人もいますよね。
ではそのような要素について、何を気を付ける必要があるんでしょうか?
答えとしては、
生徒が興味のない科目に興味を持ってもらえるような教え方
をすることです!
理由としては、興味のある科目は自主的に勉強する傾向が高いという点にあります。
例えば、生徒に対して「その科目ばかり勉強してるけど、どうして?」と尋ねると、大半の生徒は「好きだから」といった理由を返してくれます。
更に「なぜその科目が好きなの?」と聞くと、「計算が面白いから」「英語を話せるようになりたいから」「歴史を知るのが好きだから」といったように、様々な答えを返してくれます。
しかし、それらの理由の根底にあるのは、「興味のある科目だから」ということなんですね。
つまり、興味のある科目は科目自体が好きだし、好きな科目ほど自主的に勉強しようと思うわけです。
とすると、重要になってくるのはむしろ
生徒が興味のない科目
ですよね。
先ほどとは反対に、興味のない科目については、好きでもない、むしろ嫌いな傾向が高いです。また特定の科目が極端に苦手な生徒に関しては
興味のない科目を勉強したがらない→勉強しないので成績も上がらない→成績が上がらないので更に興味がなくなる
といった悪循環に陥っているケースもよくあります。
それを避けるためにも、生徒が興味のない科目に興味を持ってもらえるような教え方をすることで、自主的に勉強する可能性を高めていくことが重要なんです!!
生徒が興味のない科目の教え方
「じゃあどうやって興味を持ってもらえばいいの?」と思われるかもしれませんが、以下の教え方を参考にしてもらえれば大丈夫です!
- 特定の科目が具体的どういった形で日常生活に応用されているのかを説明する
→例えば、「数列計算は、金利計算などに必須」「あるアイドルグループのコンセプトでは、歴史的な神話が使われている」「化学的な知識を用いるとより上手に料理ができる」といったように、身近な話に応用例を落とし込むといい。生徒の趣味や習い事などでの応用例が伝えられると説得力が増す。 - 科目で学んだ知識が必要になった場面、役立った場面を実体験で説明する
→「海外旅行に行ったときに財布を無くしたが、英語を話せたのでなんとか見つかった」といった実体験を話すと、生徒もその科目の重要性が分かり、興味を持ちやすくなる。 - 意外な豆知識を教えてみる
→「哲学者のフランシス・ベーコンは真冬に鶏肉の中に雪を詰めて防腐実験をしてたんだけど、そのせいで肺炎になって死んじゃったんだよ」みたいな豆知識を挟むと、「何それ!」と興味を持ってもらえることが多い。 - 興味のない科目の中で、唯一興味を持てそうな分野から勉強させてみる
→例えば「国語は大嫌いだけど、漢文を読むのは好き」という生徒は、初めは漢文だけ勉強させて他は一切やらなくていい、といったスタイルで教えてみる。この場合、漢文が得意になる→国語の点数が漢文を勉強した分上がる→やる気が出てきて結果的に国語自体を勉強するようになる といったサイクルも見込める - 興味のない科目で得意な分野を褒めちぎる
→「数学に興味がなく勉強しないが、図形問題だけは得意」といった場合、「図形問題解くのめちゃくちゃ早いじゃん!天才かよ!」みたいに極端に褒めることで、先の例のように興味のない科目の中でも、唯一興味のある分野を作ってもらえる可能性が高くなる。
以上のような教え方をすれば、生徒が興味のない科目に対しても、少しずつですが興味を持ってもらえる可能性が高くなります。
結果的に多くの科目に興味を持ってもらえることで、生徒の勉強量も増え成績アップが見込めますね!
勉強嫌いな子はどうする?
勉強嫌いな子であれば、「そもそも興味のある科目なんて一個もないわ!」と言い張る子もいると思います。だって勉強が嫌いなんですからね、当然です笑
そんな時は、以下の教え方を参考にしてみてください!
- なぜ勉強が嫌いなのかを徹底的に考えてみる
→そもそも勉強が嫌いな子の理由として、「よく分からないから」「面倒くさいから」「つまらないから」など、非常に多くの理由が挙げられる。根本的な理由を知らないまま「勉強しろ!」と言ってもしないので、理由から探ってみる。 - 勉強しないことのデメリットをめちゃくちゃ具体的に伝えてみる
→少々厳しくてもいいので、具体的なデメリットを考えてみる。例えば中学生であれば、
【勉強しないと当然誰でも入れるような高校にしか行けないし大学も行けない。なので強制的に就職せざるを得ないが高卒で入れる職業は肉体労働がほとんど。身体を壊したら生活費すら稼げない。この状況になったらどうする?】
とか、
【勉強しないで就職率だけいい偏差値低めの高校に行けばいいと思ってるのかもしれないけど、実際は今にも潰れかけのヤバイ会社にバンバン送り込んで就職率90%!とか言ってるケースが大半。勉強しなかったら、そもそもいい会社になんて行けるわけないし、この状況だと潰れかけ企業に入社して、会社ごと倒産して、学歴もないので再就職もできず詰むけど大丈夫?】
といった感じ。非合理的に生きていきたい人はほどんどいないので、具体的に勉強しないと待ち受ける未来をイメージさせると、勉強嫌いでも勉強するようになることが多い。
以上のような教え方をしてみると、とりあえず勉強はするようになる子が多いです!
(最後の例は強烈すぎるのでここぞというときに使うといいですよ!)
是非参考にしてみてください!
生徒の性格別”教え方”についての解説は以上になります!いかがでしたでしょうか?
もちろんここに書いた以外にも様々な性格の要素があり、人それぞれ性格が異なるため、一概に「この時はこう!」といった教え方は難しいです。ですがここに書いた教え方を実践してもらえれば、生徒の性格に振り回されて授業が上手く進まない、ということは無くなりますよ!
最後までご覧いただきありがとうございました!
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