「家庭教師のバイト、初めてやるけど緊張する…」という人、多いんじゃないでしょうか。
特に初めての授業を控えている人や、教え始めて間もない人だと
「上手く教えられるか不安…」という人もいますよね。
この記事では、家庭教師バイトを初めてやる人が実践しやすい説明方法を
難易度順に3つ紹介するので、この記事を読めば初めての授業でも安心して臨むことができます!
またこの先教えていく際にもずっと応用できるので、ぜひ読んでみてください。
それではいきます!

・難易度:簡単 結論から先に話す
最初に結論を言ってしまう!
初めて家庭教師でバイトする人は、まず「結論から先に話す」というのを意識しましょう。
説明の順番に関する話ですが、
理由をつらつらと述べてから結論を話される
と、生徒は分かりにくいなと思ってしまうことが多いです。
反対に、結論を先に述べてからその理由を説明する方が、
生徒にも納得されて分かりやすいと感じてもらえることが多いです。
つまり、「結論から先に話す」というのを意識的にするだけで、
生徒に伝わりやすく説明することができるんです。これなら実践しやすいですね。
どうやってやればいいの?
具体的に説明する順番としては、以下の形がオススメです。
結論を述べる→具体的な内容、理由を説明する→再度結論を述べる→解決策を説明する
という構造で話すことで、生徒により理解してもらいやすくなります。
例えば英語の選択問題で生徒がよくミスをするとしましょう。
生徒:時制による不規則変化、三人称単数現在の違いを見分けられていないため、英語の文法問題で頻繁にミスをする
ような生徒だと仮定します。この場合どういった形で説明すればいいかというと、
時制、三人称単数現在に関するポイントでよくミスをしていることを伝える。(結論)
→具体的には、read、cutなどの過去形が現在形と同じものとreads、cutsなどのsが付くものを混同してしまっているため、ミスをするということを伝える。(内容、理由)
→ということは、やはり時制・三人称単数現在に関するポイントでよくミスをしていると説明する。(結論の再提示)
→時制による不規則変化を再度復習し、現在系と同じ形のものには注意することを伝える。また三単現が適応される主語と時制の不規則変化が適応される問題パターンを伝える。(解決策)
といった形ですね。こうすることで、生徒としては説明が一気にわかりやすくなるため
教えるのが苦手な人でも機械的に上手に教えられるようになります!
初めて教える人は、生徒が何を苦手としているかをまだ分からないと思うので、
教え始めて日数が経ってきたらこんな感じで説明できるとばっちりです!
とにかく最初は説明の順番を意識してみましょう!
・難易度:普通 生徒に説明させる
生徒に説明させる機会を作ろう!
初めて教える人によくあるのが、
家庭教師だけが永遠と説明をしていて生徒がまったく話さない
というケースです。
「家庭教師として教える」ことが頭にあると、どうしても
「全部の問題を完璧に解説しなければ!」と思って喋りっぱなしになってしまうことがあります。
ですが、家庭教師がずっと話しているだけだと生徒自身も飽きてきますし、なにより授業の質や満足度的にも下がっていく一方なので避けたほうがいいです。
「永遠と説明し続ける」というのは、特に最初のころはありがちなので、
「生徒が説明する機会を設ける」
ように気を付けてください!
何を説明させればいいのか?
「どんなことを生徒に説明させればいいのか?」という点については、以下のポイントに気をつけてみましょう。
- 生徒が得意・苦手としているポイント
→単純に「これは得意?」とか「こういう問題は苦手?」と尋ねるだけでもOKです。
質問みたいな感覚で生徒に自分の得意な点や苦手なポイントを説明させるだけでも、双方向の授業になるのでオススメです。
- 新しい内容を学んだ際の、その内容
→数学の定理・定義や英文法、社会の歴史的な出来事など、新しい内容を学んだタイミングは、生徒に説明させてみましょう。その内容の理解度を図ることが出来ます。
- 間違った問題を解いた際の根拠
→特に数学などの理系科目では、問題を解く際の根拠を説明させるといいです。「なんとなく…」などしか説明できないようであれば、たまたま問題に正解しただけの可能性があるので、問題を解く際の根拠がしっかりしているかという点を理解するために尋ねるといいです。
大まかに上記の3点に気を付けるといいです。
初めて教える人は、これ以外にも「部活は何をやってるの?」など
些細な話を質問するだけでもOKですよ!
ただ、何でもかんでも生徒に説明させればいい、ということではないので、
ここぞという場面で生徒に説明させるようにすれば、上手に教えることができるようになります!
・難易度:難しい 説明方法を複数用意する
説明パターンを増やしておく
かなり難しいですが
説明方法を複数用意する
ことでより生徒にとって分かりやすくなります。
簡単に言うと、生徒に説明する際の言い回しをいくつか用意しておくといいよ、ということですね。
初めての人にとっては実践難易度が高いと思いますが、慣れてきたらやってみてください!
例えば、微分・積分について説明するとしましょう。
その際に
生徒のタイプ:物事を抽象化して覚えるのが得意
パターンA:「微分・積分は関数の次元を下げたり上げるようなものだと思ったら分かりやすいよ!例えば3次元関数に対して微分すると2次元関数になるし、積分すると4次元関数になるよね。次元が下がったり上がったりすると覚えておくといいかも!」
→ざっくりと外堀を埋めるように説明することで、覚えてもらいやすくなる。
生徒のタイプ:物事を1から10まで細かく理解するのが得意
パターンB:「微分っていうのは、曲線におけるある2点の間隔を極限まで狭くした際の傾きを求める作業だよ。曲線上の特定の点の接線を求める作業みたいな感じかな。微分とは違って積分は、曲線上の2点間を区間とした際の面積を求める作業と捉えていいと思うよ。」
→出来る限り細かい説明をすることで、完全に理解できるようにする。
生徒のタイプ:どういう問題に対して使うのかを知ってからじゃないと、新しい知識を覚えられない
パターンC:「微分・積分は、関数問題を解くときに使えるよ。例えば3次元曲線の接点を求める時とかに微分を使えるし、曲線で囲われた部分の面積を求めるときには積分を使えたりするよ。具体的にはこういう問題を解くときに使うんだよ。」
→実際にどういったように問題に対して応用するのかを先に述べてから説明をする。
といったように、複数の説明パターンを用意しておくといいです。
生徒の覚え方や理解の仕方の傾向を探ってそれに適した説明の仕方をする、といったイメージですね。ただ、かなり難しいと思うので、実際に色々な説明の仕方をしてみて
生徒がしっくりときた説明の仕方をパターン化出来るといいです。
まとめ
いかかでしたか?
「家庭教師バイトで初めての授業が不安…」という方は、
以上の内容を参考にして生徒に説明するといいですよ!
また教えるのに慣れてきて
「より上手く教えることが出来るようになりたい!」という方は、
是非以下のリンクの記事も参考にしてみてください。
カテケンでは他にも様々な記事があるので、是非最後まで読んでみてください!