家庭教師の仕事内容を完全解説 これを読めば仕事の内容はバッチリ!

こんにちは!カテケン編集部の坂口です。

大学生のアルバイトや、本業として働く人も多い家庭教師。
「家庭教師のアルバイト、興味あるんだよな~」
「教えるのは好きだから、家庭教師バイトもアリかも」
といったように、家庭教師として働くことに興味を持っている方も多いのではないでしょうか。

ですが、正直「家庭教師として働く」といっても、どんな感じで働くのか、また実際に何をするのかいった具体的な仕事内容についてはあまりピンとこないですよね。

また、これから家庭教師として働き始める人も
「初めての授業、何をすればいいのか分からない…」
「授業の進め方を知っておきたい!」
といったように、実際の授業の進め方を予め把握してから、初授業に臨みたい方も多いのではないでしょうか。

大丈夫です。この記事では、家庭教師として働く際のリアルな授業の進め方を完全解説しています!
・家庭教師のバイトでは、具体的にどんな仕事内容なのか
・初授業のために押さえておきたい注意点
といったことが、家庭教師の授業や業務の流れを把握することでバッチリ理解できますよ~!

是非最後まで読んでみてくださいね!

事前準備の内容

それでは、実際に家庭教師として働く際、どんな感じなのか?ということを説明していきますね!

まず初めに、家庭教師では授業を行う前に事前準備が必要となります。
慣れてくれば事前準備が必要ない場合もありますが、初めての授業や新しい生徒を教える際には絶対に必要なので、この項目を読んで把握していきましょう!

以下では、事前準備としてやっておかなければいけないポイントを説明します!

事前準備の進め方

事前準備の進め方としては、大まかに以下のポイントを確認することから始めます。

  • 生徒情報の確認
  • テキストの予習
  • 授業内容の組み立て

これらのポイントの確認は忘れられがちですが、実際に教える際、スムーズに授業を進めていくために必須の内容となるので、特に家庭教師として働きたい方や、初めての授業を控えている家庭教師の方は要チェックです!
以下ではそれぞれの内容を細かく解説していきます!

生徒情報の確認

「これから教える生徒の確認とか当たり前じゃないの?」と思われるかもしれませんが、重要なのはその内容です!生徒の名前や学年など基本的な情報以外に、確認しておいた方がいい大事な情報もあるので、この項目ではいくつかピックアップして解説します!

まず初めに、生徒情報として一番重要なのが、生徒の成績や得意教科、苦手教科などの生徒の学力レベルです。「当たり前すぎて言わなくてもいいよ!」という意見もありそうですが、実は学力レベルを把握することで、生徒自身も分かっていない、勉強面での生徒の特性を推測することができるんです。
勉強面での生徒の特性を把握することで、初回の授業だけではなく、その後の授業や教え方について、生徒の成績が最も上がりやすいように工夫することができます。

次に、生徒の趣味や部活の情報です。授業中に分からない問題を教えたりする以外にも、生徒の趣味や部活について質問をしたり、話したりすることで、より良い人間関係を築くことができます。あくまで講師と生徒として、良好な人間関係を築き、仲良くなっておけば、教えたことを素直に受け止めてくれたり、宿題などの約束を守ってくれたりするので、講師としても指導しやすくなりますよ!

最後に、生徒の性格です。勉強面での生徒の特性も大事ですが、「生徒がどういった性格なのか」ということを把握しておくことで、講師としての接し方や、授業の厳しさを想定することができるので、把握しておくことをオススメします!性格別の授業の工夫は、以下の記事で解説しています。

これらの情報は、家庭教師の派遣会社に所属している人であれば、事前に会社から生徒情報として資料を貰えるケースがほとんどなので、ぜひチェックしてみましょう。
個人で家庭教師業を行う予定の人は、前もってご両親に相談したりヒアリングを行い、これらの情報を把握しておきましょう。

テキストの予習

実際に授業に臨む前に、生徒が使用しているテキストを予習しておく必要があります。
派遣会社に所属している人であれば、授業にテキストをもらえたりする場合もあるので、授業で指導する範囲を大まかに確認して、スムーズに授業を行えるようにしましょう。

テキストが配布されなかったり、生徒が所持しているテキストのみで指導を行う場合、初回授業についてはどうすることもできないので、諦めましょう()

しかし、初回授業以降であれば、生徒のテキストを借りてコピーさせてもらったり、スマホで写真を撮って中身を確認することができるので、授業後に次回の指導範囲を確認する際にテキストのコピーを行うようにしましょう。

授業内容の組み立て

テキストの予習が終わったら、実際に行う授業内容の組み立てを行いましょう。
組み立てのコツとしては、

  • 生徒にとって難しそうな問題を抽出する
  • 一つの問題や解説につき、どれくらいの時間がかかりそうか推測する
  • その日の授業のゴールとなる目標を設定する


などが挙げられます。より詳しい授業内容の組み立て方法としては、以下の記事に更に細かく書いていますので、ぜひ読んでみてください!

実際の授業の前には、こんな感じで事前準備を進めていきます!

授業が始まるまで何をするのか、ということについて、具体的にイメージしてもらえたでしょうか?

それでは次は、実際の授業です。説明していきます!

授業を進める

事前準備が終われば、実際に授業を始めます。(正確に言うと生徒の自宅までの移動がありますが、さすがに省略します笑)

この項目では、実際の授業でどんなことをするのか、といった具体的な進め方について説明します。
家庭教師のメインの仕事はやはり授業ですので、授業の進め方について知っておけば
、家庭教師バイトなどに興味がある方も、働く際のイメージがしやすくなりますよ!

また初授業を控えている家庭教師の方も、授業の前にここに書いてある情報を知っておけば、焦ったりパニックにならず授業を行うことができます。早速解説して行きますね!

宿題の確認

授業が始まったら、まず宿題を確認することから始めます。生徒自身も初めて授業を受けるといったように、宿題がないケースもありますが、別の講師の引継ぎで受け持つ生徒の場合、宿題が出されていることがあるので、始まる前に「宿題はあるの?」といったように確認してあげるといいですよ!

また、宿題のマル付けをしている際、生徒が何もすることがなくなってしまうため、もし余裕があれば
「この問題やってみてくれる?」
「今日の授業はこの部分を教えるから、読んでおいてね!」
といったように、マル付けをしている間の指示を与えると、生徒の満足度も高くなるのでオススメです!

目標設定

宿題の確認が終わったら、その日の授業について目標設定をします

生徒側としては、その日の目標が分からないまま授業をされると、授業の終わりが見えずやる気を失ってしまう、何について話しているのか理解できず、よく分からないまま授業が終わってしまった、ということになってしまいがちなので、しっかりと目標設定をしてあげることが重要です。

また講師としても一番理解してもらいたいポイントが再認識できるので、目標設定を行うことを心がけましょう!

実際に教える

目標設定の後は、授業前に行った授業内容の組み立てに従って授業を進めていきます。

実際の授業では、生徒の理解力や問題を解くスピードが想定と異なる場合が多いので、臨機応変に授業を行うことが大切です。
目標設定の際に決めた、ゴールとなる目標を達成できるように逆算しながら授業を行うと、
「この問題は飛ばした方がいいな…」
「ここはよく分かってないみたいだから、もう少し丁寧に解説しよう」
といったように時間配分を考えながら授業を行えますよ!

また、授業を行う際にありがちなのが、【問題を解いて解説する】の繰り返しになってしまい、生徒が休憩できなかったり、息抜きの時間が無くなってしまうことです。

問題を解きながら、適宜時間をとって休憩することで、生徒とのコミュニケーションが取る時間も作れるので、必ず休憩をはさむようにしましょう!

実際に授業をする際のポイントは、以下の記事で詳しく解説しているので、ぜひ読んでみてください!

家庭教師に向けた、成績の上がる授業完全マニュアル

宿題を出す

授業の終了時間が近づいてきたら、宿題を出してあげます。

その日の授業の理解度や、目標の達成度に応じて、レベルに合わせた宿題を出してあげることが必要です。生徒によって、宿題を完璧にやってくる子や、全くやってこない子など様々なので、生徒の性格に合わせて宿題設定をしてあげるといいですよ!

また、宿題を出さないという家庭教師の方もいると思いますが、両親が「うちの子が宿題ないって言ってたけど、ちゃんと指導しているのだろうか…」と心配になってしまうケースも多いので、必ず宿題を出してあげることを推奨します!

報告書を書く

授業が終わり次第、生徒の学習の記録として報告書を書く場合が多いです。

特に派遣会社に所属して授業を行っている場合、報告書の提出を求められることが多いので、しっかりと書くようにしましょう。

また、慣れてくれば授業終盤に生徒が問題を解いている間に書いてしまうこともできるので、余計に時間をかけず報告書を書き終わる工夫もできますよ!

授業中の流れとしては、以上となります。
次に授業後の流れについて解説するので、是非最後まで読んでみてくださいね!

家庭教師 授業が終わった後の流れ

この項目では、授業後の流れやその内容について説明します。
授業だけに意識が向いてしまいますが、授業が終わっても業務は残っています!
最後まで読んで把握してみましょう!

両親への授業報告

基本的に授業が終わり次第、生徒の両親にその日の授業の様子や進捗の報告を行います。

内容としては、その日の授業はどんなことを教えたか、ということや、生徒ができるようになったことやできなかったことなど、生徒自身についての説明を行います。

また、生徒がしっかりと宿題を行うため、両親に宿題をやるように催促してもらうこともあるので、授業報告の際に両親に宿題の内容を伝えておくことをオススメします!

面談

授業報告も兼ねて、5分から10分程度の面談を行うことがあります。

基本的には、直近のテストの点数といった短期の目標を確認したり、志望校に合格するまでの長期の目標を設定しなおしたりします。

また、生徒の理解度が低く授業を増やす必要がある場合、授業のスケジュールを組みなおしたり、新たな教科を追加したりすることがあるので、把握しておきましょう。

面談が終わり次第、その日の業務は終了です!

いかがでしたか?家庭教師として働いてみたい方や、初めての授業を控えている方など、準備や授業といった実際の家庭教師の仕事内容を分かっていただけたでしょうか。

皆さんのバイト選びや、初授業に役立ててもらえたら幸いです!

カテケンでは、この記事以外にも様々な家庭教師情報を提供しているので、ぜひ他の記事もご覧ください!

共有する

Facebook
Twitter
LinkedIn
日本家庭教師能力検定編集部

日本家庭教師能力検定編集部

日本の家庭教師業界のレベルを向上させる。
日本家庭教師能力検定では、家庭教師に関わるすべての方に向けて精度の高い情報を発進しています。

この記事の目次